内容証明の出し方(送り方)

ここでは、内容証明郵便の出し方(送り方)について、順を追ってご紹介しています。

郵便局へ行く前に用意するものから、郵便局での手続きの仕方、さらには発送後の注意点まで、ステップ別に解説しました。ぜひ、内容証明を送る際の参考にしてください。

なお、郵便局に足を運ばずに内容証明を送付できる「電子内容証明郵便」の出し方については、「☞電子内容証明(e内容証明)とは?」ページで解説しています。

また、出し方の前に、書き方(文字数・行数ルールなど)について知りたい方は、「☞内容証明の書式・ルール」をご確認ください。

さらに、内容証明郵便の効力など内容証明に関する基本的な知識については、「☞内容証明の効力を知りたい」にてご確認いただけます。

それではさっそく、出し方のステップ①から見ていきましょう。

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内容証明の出し方ステップ① 郵便局に持参するものを確認

内容証明を送るには、郵便局に以下のものを持参しましょう。

■作成した内容証明3部

1部は送付用、1部は郵便局での保管用、もう1部は差出人の控え用です。

■封筒1枚

差出人、受取人の氏名・住所を記載した封筒を1枚用意しましょう。ここで注意すべきなのが、封筒に封をしないこと。郵便局にて中身のチェックが行われるので、封をしない状態で持ち込む必要があります。

■印鑑

印鑑は、郵便局の窓口にて文書の訂正を指示された場合に必要となります。念のために持って行きましょう。

■郵便料金

郵便局の窓口で必要となる郵便料金です。いくらの郵便料金が必要なのかは、ステップ⑤で記載しています。

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内容証明の出し方ステップ➁ 郵便局へ行く

内容証明郵便は、ポスト投函で出すことはできません。

なお、内容証明郵便に対応している郵便局とそうでない郵便局があるので、あらかじめ対応している郵便局かどうかを確認してから行く必要があります。

内容証明に対応しているかどうかは、「☞内容証明に対応している郵便局一覧」でご確認いただけるほか、郵便局の公式ホームページでもチェック可能です。

内容証明の出し方ステップ③ 窓口で内容証明を送りたい旨を伝える

郵便局に着いたら、窓口にて、内容証明郵便で送りたい旨を伝えましょう。備え付きの「書留・配達記録郵便物受領証」も提出します(必要事項を記入)。

ここで、配達証明を付けるかどうかを尋ねられることがあります。配達証明は、相手方に配達されたことを証明できるオプションサービスなので、付けておくのがおすすめです。配達証明については、「☞内容証明と配達証明の違い」ページでくわしく解説しています。

内容証明の出し方ステップ④ 必要な場合は訂正

提出した内容証明は、その内容を郵便局員がチェックします。郵便局の込み具合によっては、少々待たされることもあるでしょう。

そして、内容に問題がなければ、窓口にて、郵便局員の目の前で3部のうちの1部(差出用)を封筒に入れて封を閉じ、郵便局員に渡します。

訂正すべき箇所があった場合には、郵便局員の指示に従って訂正しましょう。

内容証明の出し方ステップ⑤ 郵便料金の支払い

ステップ①で少し触れたように、窓口にて、所定の郵便料金を支払います。

内容証明郵便として出すために必要な郵便料金は、下記のとおりです。

基本料:84円

内容証明料:440円(1枚)、700円(2枚)、960円(3枚)、1,220円(4枚)、1,480円(5枚)

書留料:435円

配達証明を付ける場合には、上記にくわえて320円の配達証明加算料金がかかります。そのほか、速達を利用した場合には、260円(250gまで)の加算料金がかかります。

内容証明郵便は、送る枚数によって料金が異なることに注意しましょう。

※上記郵便料金は2022年1月現在のものです。

内容証明の出し方ステップ⑥ 謄本の受け取り

手続きの最後に、郵便局員から、内容証明の謄本1部(差出人の控え用)と、問い合わせ番号等が記載された受領証(書留・配達記録郵便物受領証)が手渡されます。

これらは、なくさないよう大事に保管しておきましょう。

内容証明の出し方ステップ⑦ 送付後のポイント

最後に、内容証明郵便を送付した後の、3つのポイントを確認しておきましょう。

追跡サービスを活用

内容証明郵便は書留扱いなので、郵便局の「郵便追跡サービス」が利用できます。この追跡サービスで郵便物が相手に届いたことを確認しましょう。

配達証明書を保管

内容証明郵便では配達証明を付けるのが一般的ですが、その場合、自宅に「配達証明書」が届きます。相手方が郵便物を受領したことの証明になるものなので、前述した内容証明の謄本1部(差出人の控え用)とともに、大切に保管しておきましょう。

返送されたら…

何らかの理由で内容証明郵便が返送されてきてしまった場合には、その返送理由に応じた対応が必要です。

内容証明郵便が返送された場合の対応については、「☞受取拒否?内容証明が戻ってきたら?」でくわしく解説しているのでご確認ください。

まとめ

今回は、内容証明郵便の出し方について、ステップごとにくわしく解説しました。

スムーズに内容証明郵便を送付するために、ぜひ各ステップの内容を参考にしてください。

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