内容証明に印鑑は押す?契印や訂正印についても解説!

今回の記事では、内容証明郵便を送る場合に、書面に印鑑を押す必要があるかどうかについて解説しています。

初めて内容証明郵便を出すという方は印鑑の要否についてわからず、迷っている方も多いでしょう。ぜひ、本ページをご覧になってください。

「訂正印」や「契印」についての解説も丁寧にしています。

なお、印鑑以外の内容証明郵便に関する作成ルールについては、「☞内容証明の書き方・送り方は?自分で書いて送る方法を丁寧解説」のページでチェックいただくことができます。併せて参考にしていただければ幸いです。

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内容証明に印鑑を押さなければいけないルールはない

法律上、内容証明に印鑑を押さなければならないといった決まりはとくにありません

内容証明郵便の送付手続きを行う郵便局の窓口でも、書面に印鑑が押されていないからといって修正を求められることはありません。

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定められてはいないが一般的には印鑑を押す

上で説明したとおり、内容証明に印鑑を押すことは、法律上や郵便局のルール等で決められているわけではありませんが、一般的には、書面に印鑑を押すことが多いです。

なお、押すこと自体定められているわけではないので、印鑑の種類にも定めはありません。ただし、印影の経年変化が現れやすいシャチハタは避けられることもあるようです。

では、内容証明の書面に印鑑を押す場合、どの箇所に押せば良いのでしょうか?

内容証明の印鑑はどこに押せば良い?

内容証明の印鑑は、通常、差出人(自分)の氏名に添えるかたちで押印します。

縦書きの形式で作成する場合には、名前の下の部分に、一方横書きの形式で書く場合は、名前の右側に捺印するのが一般的です。

内容証明を作るなら「契印」「訂正印」も忘れずに!

内容証明を自分で作成する際には、以下の2種類の捺印についても知っておく必要があります。

契印(けいいん)について

契印とは、2枚以上の文書が、1つの連続した文書であることを証明するために押されるものです。

内容証明の書面が1枚で収まりきらず、2枚以上になる場合には、各綴じ目にこの「契印」を押すことが必要です。両ページにまたがるように押します。

訂正印について

訂正印は、内容証明の文面で書き間違いをしてしまったときに押すものです。

間違った箇所に二本線を引いてそのすぐ上に正しい文字を書いたうえで、書面の最上部や末尾などに、訂正の説明(「●行目 ●字削除●字加入」など)と訂正印を入れます。(※二本線は、間違った文字が判読できるように引きましょう。)

訂正印は差出人の箇所に添えたものと同じものを使います。

なお、本来は間違えてしまったら作り直す方が良いと思われます。受取人の印象が違ってくるからです。その時間や手間をかけていられないときなどには、訂正印を使うとよいでしょう。

まとめ

今回の記事では、内容証明郵便の作成ルールのなかでも、「印鑑」についてまとめました。重要なチェックポイントをおさらいしておきましょう。

・内容証明に印鑑を押さなければならない決まりはないが、一般的には押す

・印鑑の種類は決まっていないが、シャチハタは避けられることも多い。

差出人(自分)の氏名に添えるかたちで押印するのが一般的。

・書面が2枚以上になる場合は各綴じ目に契印を押す。

・書き間違えてしまったら訂正印で訂正することもできる。

内容証明を自分で書いて送りたい方は、ぜひこのページでご紹介した印鑑のルールについて知っておきましょう。

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